お料理やお菓子、掃除、消臭など様々な使い方ができるローズマリー。
ローズマリーには、効果・効能がたくさんあるので、紅茶にしていただくのがおすすめです。
この記事では、
- ローズマリーのハーブティーの効果的な飲み方は?
- いつ飲むといいの?
- 気をつけた方が良い副作用や美味しい淹れ方
などをご紹介します。
「ローズマリー」の特徴

ローズマリー | シソ科に属する常緑底木の植物。主な原産地は地中海沿岸。温暖で乾燥した土地でよく育ちます。自宅で栽培も可能。基本的に花を咲かすのは11月〜5月。花の色も品種によって違いますが、青やピンク、白がほとんど。小さな花をたくさんつけるローズマリーの花言葉は「思い出」「追悼」です。 |
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特徴 | ローズマリーは、葉に爽快で力強い香りが特徴です。生葉もしくは感想葉を香辛料や薬(ハーブ)として使用。花も可食です。 |
効果・効能 | リフレッシュ効果/血行を促進/老化防止/記憶力/集中力を高める/アレルギーの緩和/疲労回復/冷え性/肩こり/腰痛/風邪/頭痛/消化不良/むくみ/リウマチ/鼻づまり |
用途 | 香料/薬草/料理/飲食/アロマ/化粧品/魔除け儀式など |
主な活用 | 料理や飲み物に入れる/入浴剤として使う/消臭芳香剤として使う |
「ローズマリーティー」の効果的な飲むタイミングはいつ?

ローズマリーは、フレッシュ(生)、乾燥(ドライ)共にハーブティーに使えます。
ハーブティは、ハーブにお湯を注ぐだけでできるので手軽に生活に取り入れることができます。
ローズマリーのハーブティは、目が覚めるようなスキッとした香りが特徴なので、頭をリフレッシュさせたい時や勉強や仕事がはかどらない時などに飲むと集中力や記憶力を高めます。
また、落ち込んだ時に気分を和らげてくれる作用もあるので、憂鬱な時ややる気が出ない時などに飲むと心身を活性化させてくれますよ。
その他、血液循環をうながす働きがあるので、疲労回復や冷え、むくみ、肩こり、血行不良による頭痛にもgoodです。すごいですよね。

「ローズマリー」の効果・効能がすごい!

ローズマリーハーブティの効果が発揮できる飲むタイミングについてご紹介しましたが、他にも様々な効果・効能があるので、ぜひ活用してみてくださいね。
認知症・アルツハイマー
「記憶を司るハーブ」とも言われているローズマリー。
認知症やアルツハイマーの患者に定期的に摂取することで進行を遅らせたり悪化を防ぐことができると期待されています。
それはすごいですよね!
なぜかというと、ローズマリーには「脳の血流を良くする効果」があるからなんです。
血流が良くなることで脳の機能が向上するということなんですね。
覚えることがたくさんある受験生や最近忘れっぽいなと感じる人にもおすすめです。
美容効果
りんごを切った時にしばらくすると茶色く酸化するのと同じように、私たちの体には老化や病気、シミやシワの原因の一つと言われている酸化力の強い「活性酸素」があります。
この活性酸素を抑える役目をするのが「抗酸化物質」です。
私たちの体の中にも抗酸化物質は存在しますが、20代を過ぎると抗酸化作用はどんどん低下してしまいます。なので、抗酸化作用を持つ栄養素を日頃から摂取することが大切だと言われています。
ローズマリーは、別名「若返りのハーブ」と言われていて、体の中の老化を防止する「抗酸化作用」や肌のたるみやむくみを解消する「収れん作用」があるんです。
女性にとって、とても嬉しいですよね。
育毛効果
ローズマリーは、血流促進作用があるので頭皮の血流も良くする働きがあります。なので、毛髪の育毛やフケ予防にも効果的だと言われてるんです。
これは、男性にも嬉しい情報ですよね。
頭痛・肩こり・腰痛に効く
それから、ローズマリーには、鎮痛作用が働くので、頭痛・肩こり・筋肉痛などの痛み緩和に効果的なんです。
日頃から偏頭痛があるよという方などにもおすすめなので、ぜひ試してみてくださいね。
「ローズマリー」には副作用があります!

嬉しい効果がたくさんあるローズマリーですが、実はハーブティには副作用もあるので、下記の当てはまる方は、気をつけたほうが良いです。
- 妊娠中の方
- 高血圧の方
- 血液凝固剤の薬を飲まれている方
- 痺れや痙攣がある
妊娠中の方
ローズマリーには、子宮収縮作用があるので大量に飲みすぎてしまうと流産を起こしてしまう可能性があります。
妊娠中の方がローズマリーを取り入れる際は、かかりつけ医に相談してくださいね!また、濃くいれたハーブティは避けるようにしましょう。
高血圧の方
ローズマリーには、血圧を上昇させたり降下させたりする作用が働くので、高血圧や低血圧など血圧関連の疾患がある人は避けた方が良いハーブと言われています。
また、血液をサラサラにする働きがあるため、血液凝固剤の薬を飲まれている方も注意が必要です。
血液がサラサラになってしまうことによって出血時に出血が止まらなくなってしまいます。
痺れ・痙攣
ローズマリーには、「モノテルペンケトン」というケトン類の成分が含まれているため、大量に摂取してしまうと痺れや痙攣を起こしてしまう恐れがあります。
このケトン類は、体外へ排出されるまで時間がかかるので大量に摂取してしまうとケトンが体内に溜まってしまいます。
適度な量であれば、筋肉を緩めるリラックス効果となるのですが、摂取し過ぎると逆に悪影響となってしまうので気をつけましょうね。
「ローズマリー」の使い方

ローズマリーは、ハーブティや料理以外にも様々な使い方ができるんです!どれも簡単にできるのでぜひ、習慣にしてみてくださいね。
入浴剤として
温かい湯船に浸かるとリラックスした気分になりますよね。
私も普段、アロマの入浴剤を入れていますが、ローズマリーも入浴剤として使えるんです。
使い方はとっても簡単で、濃いめにハーブティを淹れてお風呂に入れるだけでOK。
ローズマリーの効能として血行を良くする働きがあるので、心と体の疲れを取ることができ夜もよく眠れますよ。
【ローズマリーハーブ入浴剤の作り方】
材料
- ドライハーブ(できればオーガニック)3〜5gくらい
or フレッシュハーブ お好みの量 - お湯
作り方
ハーブティを作るようにポットなどにハーブを淹れ、熱湯を注いで10分から15分置いた後、ハーブをこしてできた抽出液を入浴剤として湯船に入れる。
◉ハーブをあらかじめティーパックなどに入れて抽出液を作り、抽出後のティーパックを一緒に湯船に入れてもOKです。
化粧水として
手作りの化粧水は、エタノールやグリセリンなどを使ったり面倒なイメージですが、実は、ハーブの化粧水はもっとシンプルに作れるんです。
ローズマリーのハーブも、化粧水としてボディや顔に使用することができます。
ハーブを”水に浸すだけ”の簡単レシピなので、余計なものは含ませず、美肌効果も高いということでとても気になりますよね。ぜひ、試してみてくださいね。
【材料】
- ローズマリー(乾燥大さじ山盛り2杯 orフレッシュ大さじ山盛り4杯)
- 水(浄水、またはできるだけ綺麗な水)300ml
- 密閉できる保存容器
【作り方】
- 容器にローズマリーを入れる
- 瓶の上の辺りまで水を入れたら蓋を閉め、冷蔵庫へ
- 一晩置いたら出来上がり。ローズマリーを濾してから別の保存瓶などに移してください。冷蔵庫で5日から2週間保存できます。

まとめ
ローズマリーのハーブティは、リフレッシュしたい時や仕事や勉強がはかどらない時、憂鬱な気分ややる気が起きない時なとに効果が期待できます。
そのほかにも、嬉しい効果・効能をご紹介しました。
ですが、ローズマリーのハーブティは副作用もあるので気をつけましょう。妊娠中の方、血圧疾患がある方、血液凝固剤の薬を飲まれている方など。
ローズマリーのハーブティは、入浴剤や化粧水としても使うことができます。美肌効果も期待できるので女性の方はぜひ試してみてくださいね。