料理

【春の手仕事】料理にも!梅シロップの活用法6選をご紹介!

梅シロップは、梅と砂糖を使って作られる甘酸っぱいシロップで、炭酸水やお湯で割って飲んだり、デザートに使ったりすることができます。

でも実は、お料理にも活用できちゃうんです。

この記事では、「梅シロップの基本的な作り方」と「梅シロップを活用したお料理レシピ6選」をご紹介します。

 

梅シロップの作り方

【材料】

  • 青梅:1kg
  • 氷砂糖:1kg(またはお好みで調整)
  • 保存瓶

【下準備】

  1. ビンの熱湯消毒:
    ビンに熱湯を注いで回し、湯を捨ててから清潔な布巾で水気をよく拭き取ります。ビンの口を下にして日の当たる場所で完全に乾かします。
  2. 青梅のアク抜き:
    青梅を流水で洗います。洗剤やスポンジなどで洗わず、手洗いをしてください。きれいに洗った後は、青梅が浮いてくるくらいの水にアク抜きをします。
    ※青くて固い梅は、2〜4時間。黄色味がある梅は10〜30分程度。熟して全体的に黄色味がかっている梅は、アク抜きの必要はありません。
  3. 青梅のヘタとり:
    アク抜きが終わったら、竹串で丁寧にヘタを取ります。ヘタが残ってしまうと、梅のエグ味の原因になってしまいます。
  4. 水気を拭き取る:
    ヘタを取ったら、水気を丁寧に拭き取ります。水気が残ると梅の腐敗の原因になります。

【手順】

  1. 梅と砂糖を重ねる:
    • 大きめの瓶に梅と砂糖を交互に重ねて入れます。最初に青梅を入れ、その上に砂糖を並べ、再び青梅を入れていきます。最後は砂糖で覆うようにしてください。
  2. 常温で熟成:
    • 容器を暗い場所に置き、常温で約1週間から10日間熟成させます。シロップを仕込んだ翌日から、1日に2〜3回容器を振ったり、混ぜたりして、梅と砂糖がしっかりと混ざるようにします。
  3. 冷蔵庫で寝かせる:
    • 常温での熟成が終わったら、冷蔵庫で約1週間から10日間寝かせます。この段階でシロップがしっかりと梅の風味を吸収します。
  4. 濾過と保存:
    • 熟成が終わったら、シロップを漉して梅の実を取り除きます。クリアな梅シロップが完成です。清潔なボトルに移し、冷蔵庫で保存します。

この梅シロップは、飲み物やデザートのトッピング、シャーベットやかき氷のシロップとして使うなど、さまざまな方法で楽しむことができます。

 

梅シロップの日持ちは、作り方や保存方法によって異なります。密封保存の場合は1年ほど持ちますが、開封後は、雑菌が繁殖してしまうので約1ヶ月ほどで使い切りましょう。

 

梅シロップの料理活用法

サラダドレッシング

梅シロップを使用したサラダドレッシングは、爽やかな酸味と甘さが特徴的で、サラダにアクセントを加えます。以下は、梅シロップを使った和風サラダドレッシングの基本的なレシピです:

【材料】

  • 梅シロップ:大さじ2
  • しょうゆ:大さじ2
  • ごま油:大さじ2
  • 酢:大さじ1
  • みりん:小さじ1
  • ごま(炒ってから挽いたもの):小さじ1
  • にんにく(みじん切り):1片分(お好みで)

【手順】

  1. 梅シロップと調味料の混合:
    • ボウルに梅シロップ、しょうゆ、ごま油、酢、みりんを入れ、よく混ぜます。
  2. ごまの追加:
    • ごまを炒って香ばしさを引き立て、ボウルに加えます。しっかりと混ぜ合わせます。
  3. にんにくの追加(オプション):
    • にんにくをみじん切りにして加えると、風味が一層増します。生のままでも良いし、軽く炒めても良いです。
  4. 味の調整:
    • 味見をして、必要に応じてしょうゆやみりんで調整します。甘さや酸味の好みに合わせて調整しましょう。
  5. 保存:
    • よく混ぜたら、瓶や容器に移して密封し、冷蔵庫で保存します。冷蔵庫での保存により、味が馴染んでより美味しくなります。

この梅シロップのサラダドレッシングは、シンプルでありながらも風味が豊かで、和風サラダや生野菜にピッタリです。お好みでアレンジを加えて、自分だけの特製ドレッシングを楽しんでみてください。

 

梅シロップのマリネ液

梅シロップを使用したマリネ液は、肉や魚、野菜を漬け込んで風味豊かで美味しい料理に仕上げるのに適しています。以下は、梅シロップを使ったマリネ液の基本的なレシピです。

【材料】

  • 梅シロップ:大さじ3
  • しょうゆ:大さじ2
  • みりん:大さじ2
  • ごま油:大さじ1
  • にんにく(みじん切り):1片分
  • しょうが(みじん切り):小さじ1
  • 酒(白ワインや料理酒など):大さじ1
  • 塩:小さじ1/2
  • こしょう:適量

【手順】

  1. 調味料の混合:
    • ボウルに梅シロップ、しょうゆ、みりん、ごま油、にんにく、しょうが、酒、塩、こしょうを入れ、よく混ぜます。
  2. 味の調整:
    • 味見をして、必要に応じてしょうゆやみりんで調整します。マリネ液の味が食材によく染み込むように調整しましょう。
  3. 肉や魚の漬け込み:
    • マリネ液を使用する食材(肉や魚、野菜など)をボウルに入れ、しっかりと混ぜて全体にマリネ液を絡ませます。密封容器に移し、冷蔵庫で数時間以上、できれば一晩以上漬け込みます。
  4. 調理:
    • マリネした食材を取り出し、余分なマリネ液を切り、焼いたり炒めたりして調理します。お好みでグリルやフライパン、オーブンなどを使用してください。

このマリネ液は、肉や魚に深い味わいを与えるだけでなく、野菜や豆腐にも良く合います。アレンジとして、おろしポン酢や柚子胡椒を加えても風味が増すでしょう。自分の好みに合わせてアレンジして楽しんでください。

 

梅シロップのソース

梅シロップを使用したソースは、肉や魚、野菜などの料理にさわやかな風味を加えます。以下は、梅シロップを使った和風ソースの基本的なレシピです。

【材料】

  • 梅シロップ:大さじ3
  • しょうゆ:大さじ2
  • みりん:大さじ2
  • 酒(白ワインや料理酒など):大さじ1
  • しょうが(みじん切り):小さじ1
  • にんにく(みじん切り):1片分
  • こしょう:適量
  • 醤油(お好みで):大さじ1(味の調整用)

【手順】

  1. ボウルで混ぜる:
    • ボウルに梅シロップ、しょうゆ、みりん、酒、しょうが、にんにく、こしょうを入れ、よく混ぜます。
  2. 醤油の追加:
    • 味を調整するため、必要に応じて醤油を加え、再度よく混ぜます。梅シロップの甘さとしょうゆの塩味をバランス良く調整しましょう。
  3. 加熱(オプション):
    • ソースを使う前に、フライパンなどで軽く温めると風味が一層引き立ちます。強火で加熱せず、中火で温めるようにしましょう。
  4. 使用:
    • ソースは焼肉、魚料理、炒め物、煮物など、さまざまな料理に使うことができます。調理後にかけるだけで、梅の爽やかな風味が広がります。

この梅シロップをベースにしたソースは、シンプルでありながらも和風の味わいが楽しめます。お好みでアレンジを加えて、自分流のオリジナルソースを作ってみてください。柚子胡椒やごま油を加えることで、風味に変化が生まれます。

 

梅シロップの煮物

梅シロップを使用したソースは、肉や魚、野菜などの料理にさわやかな風味を加えます。以下は、梅シロップを使った和風ソースの基本的なレシピです。

【材料】

  • 梅シロップ:大さじ3
  • しょうゆ:大さじ2
  • みりん:大さじ2
  • 酒(白ワインや料理酒など):大さじ1
  • しょうが(みじん切り):小さじ1
  • にんにく(みじん切り):1片分
  • こしょう:適量
  • 醤油(お好みで):大さじ1(味の調整用)

【手順】

  1. ボウルで混ぜる:
    • ボウルに梅シロップ、しょうゆ、みりん、酒、しょうが、にんにく、こしょうを入れ、よく混ぜます。
  2. 醤油の追加:
    • 味を調整するため、必要に応じて醤油を加え、再度よく混ぜます。梅シロップの甘さとしょうゆの塩味をバランス良く調整しましょう。
  3. 加熱(オプション):
    • ソースを使う前に、フライパンなどで軽く温めると風味が一層引き立ちます。強火で加熱せず、中火で温めるようにしましょう。
  4. 使用:
    • ソースは焼肉、魚料理、炒め物、煮物など、さまざまな料理に使うことができます。調理後にかけるだけで、梅の爽やかな風味が広がります。

この梅シロップをベースにしたソースは、シンプルでありながらも和風の味わいが楽しめます。お好みでアレンジを加えて、自分流のオリジナルソースを作ってみてください。柚子胡椒やごま油を加えることで、風味に変化が生まれます。

 

梅シロップの炒め物

梅シロップを使った炒め物は、甘酸っぱい風味が加わり、料理に新しいアクセントを与えます。以下は、梅シロップを使った鶏肉の炒め物の基本的なレシピです。

【材料】

  • 鶏もも肉:約300g(適宜、他の肉や豆腐、野菜などでも可)
  • 玉ねぎ:1個(薄切り)
  • にんじん:1本(薄切りまたは千切り)
  • ピーマンやパプリカ:1個(薄切り)
  • しょうが:1片分(みじん切り)
  • にんにく:1片分(みじん切り)
  • 醤油:大さじ2
  • 梅シロップ:大さじ2
  • ごま油:大さじ1
  • 鷹の爪(お好みで):1本(みじん切り)
  • ごま(炒ってから挽いたもの):大さじ1
  • 青ねぎやパセリ:(飾り用、お好みで)

【手順】

  1. 鶏肉の下ごしらえ:
    • 鶏もも肉は一口大に切り、しょうがとにんにくをみじん切りにします。
  2. 野菜の下ごしらえ:
    • 玉ねぎ、にんじん、ピーマンなどの野菜を薄切りまたは千切りにします。
  3. 炒める:
    • フライパンにごま油を熱し、鶏肉を炒めます。鶏肉が白くなったら、野菜を加えて炒め続けます。
  4. 調味料を加える:
    • 醤油、梅シロップを加えて炒め、野菜がしんなりするまで中火で炒め続けます。
  5. 香り付け:
    • 鷹の爪、みじん切りにしたしょうがとにんにくを加え、香りが立つまで炒めます。
  6. 仕上げ:
    • 最後にごまを加え、全体がよく混ざったら火を止めます。青ねぎやパセリを散らして仕上げます。
  7. 盛り付け:
    • 器に盛り付け、お好みでご飯や麺と一緒にどうぞ。

この梅シロップを使った炒め物は、甘酸っぱい味わいが食欲をそそります。他の具材や調味料を追加してアレンジすることもできますので、自分の好みに合わせて楽しんでください。

 

梅シロップのディップソース

梅シロップを使用したディップソースは、野菜、唐揚げ、春巻き、餃子などの軽食やフィンガーフードに合う爽やかで風味豊かなアクセントとなります。以下は、梅シロップを使った基本的なディップソースのレシピです。

【材料】

  • 梅シロップ:大さじ3
  • 醤油:大さじ2
  • ごま油:小さじ1
  • にんにく(みじん切り):1片分
  • しょうが(みじん切り):小さじ1/2
  • 鷹の爪(みじん切り、辛さの好みで調整):1本(オプション)
  • ごま(炒ってから挽いたもの):大さじ1

【手順】

  1. ボウルで混ぜる:
    • ボウルに梅シロップ、醤油、ごま油を入れてよく混ぜます。
  2. 香り付け:
    • にんにく、しょうが、鷹の爪(もし辛さが好みなら)を加え、よく混ぜて香りを付けます。
  3. ごまの追加:
    • ごまを加え、混ぜて均一なテクスチャーにします。
  4. 味の調整:
    • 醤油や梅シロップの量を調整して、お好みの味に仕上げます。必要に応じて、辛さをプラスするために鷹の爪を追加することもできます。
  5. 仕上げ:
    • 全体がよく混ざったら、少し時間を置いて味をなじませるとより美味しくなります。
  6. 使用:
    • お好みの食材にディップしてお楽しみください。野菜スティック、唐揚げ、春巻き、焼き餃子などに合います。

この梅シロップのディップソースは、爽やかで和風の風味が食欲をそそります。辛さや塩分などはお好みで調整し、使う食材によってアレンジしてみてください。

 

まとめ

この記事では、「梅シロップの基本的な作り方」と「梅シロップを活用したお料理レシピ6選」をご紹介しました。

  • 梅シロップのサラダドレッシング
  • 梅シロップのマリネ液
  • 梅シロップのソース
  • 梅シロップの煮物
  • 梅シロップの炒め物
  • 梅シロップのディップソース

梅シロップは、「炭酸」や「お水」で割った飲み物の他にも、様々な活用方法がありますので、ぜひ色々試してみてくださいね。